東京での滞在を終え、ホノルルに帰ってきました。
今回、本来なら
名古屋のフライト終了後、ホノルルにデッドヘッドで帰る予定だったのですが、個人的理由でデッドヘッドをキャンセル、その後プライベートな旅行で東京に行って数日滞在したので、
ホノルルに帰るのは自己責任ということになりました。
で、我々が飛行機で移動する場合、いくつかのオプションがあります。
1 自腹をきってチケットを買う
2 自分の会社の無料チケットを使う
3 他社のID90(チケット9割引き!)やゾーンフェアー(これも安い)のチケットを買う
4 他社のジャンプシートを使う
今回、私が選んだオプションは
4番
この
ジャンプシート(=JS)っていうやつ、ちょっと説明するのが難しいのですが、、、、
「航空会社間の同意があれば、お互いのクルーを機長の判断で搭乗させることができる」
って感じのやつです。
日本の航空会社間ではありえないことなので、ちょっと理解するのが難しいと思いますが、、、、
9.11の前ですと、JSと言えばコックピット内にあるオブザーバーシートを指し、キャビンが満席でもコックピットが空いていればそこに乗って移動できたのですが、さすがにテロの後はそれができなくなり、「キャビンに空きがあればそこに乗せてあげるよ」というふうになっています。
ということで、出発1時間30分くらい前に、我が社じゃない米国航空会社のゲートに行って待つこと20分。
クルーがやってきたので、機長を見つけ挨拶に。。。
ジャンプシートでホノルルまで行きたいんだけど、、、と伝え、会社のIDやパイロットのライセンス、そしてパスポートを見せると、にこっと微笑み
「Welcome aboard!!」
親切な機長は、
「もしエコノミークラスのシートしかなければ、コックピットに来なさい(ベッドがあるから)」
と声をかけてくれましたが、そこまでしちゃうと逆にこちらも気を使うので、丁寧にお断りしました。
こういった経験をするたびに、アメリカでのパイロットの権威の大きさというか偉大さというか、、、懐の深さを感じます。
我が社では絶対にありえないことなので、、、、
自分の会社の無料チケットを使わない理由も、ここにあるのですが、、、、
乗り込んだ後も、キャプテンをはじめクルーの方々全員から手厚いおもてなしを受け、恐縮してしましました。
恐らく、プライベートの旅行を含め、今までのフライトの中で一番快適なフライトでした。
この場を借りて、クルーの皆様にお礼を申し上げたいと思います。(日本語ですが)
ありがとうございました。m(_ _)m